- 腰痛の頻度は多く、国民生活基礎調査では男性で1位、女性で2位
- 原因のはっきりしない腰痛もありますが、背骨に由来するもの(変形等)、背骨以外の臓器に由来するものなど精査が必要な場合があります。
- 腰だけでなく、お尻や足に痛みがでていないかをチェック!出ている場合はMRI検査をお勧めする場合も。
- 治療では、①筋肉、骨、関節などの痛み、②神経の痛み(ビリビリ、ジンジン)、③心理、社会的な側面などを意識しながら内服薬なども選んでいます。
- 神経ブロックも同様に痛みの原因となっている部位によって使い分けを。
- 神経ブロックは単にその場しのぎの治療ではなく、鎮痛効果、血流改善効果、炎症を抑える効果、痛みの悪循環を断ち切る効果などを目的に行う。
- 慢性の痛みでは、「痛みを軽減しながら、日常生活を普通におくる。」という様な治療目標の再設定も必要。
- 肩こりの頻度は多く、国民生活基礎調査では、男性第2位、女性第1位
- 肩こりの原因は未だに不明点も多いですが、頭や腕を支えている場所で疲労が蓄積したり、筋緊張からの血流悪化が考えられています。
- 狭心症など他の病気が隠れていたり、首の骨の変形などから痛みがでることも。
- 腕や手に痺れがある場合は、首のMRI検査をお勧めすることも。
- 筋肉の炎症、緊張、神経障害などの評価では、サーモグラフィー検査も有用。
- トリガーポイント注射、星状神経節ブロック、硬膜外ブロック、神経根部ロック、腕神経叢ブロックなどで痛みの悪循環を遮断!
- ブロック注射が出来ない、したくない場合は、星状神経節部のスーパーライザー照射なども。
- 女性に多い傾向。
- 頻度は少ないが、緊急性のある頭痛(くも膜下出血)などにも注意が必要!
- 片頭痛では、動作で痛みが増強、嘔気、光過敏、音過敏を伴ったり、また、前兆があることも。
- 片頭痛は誘因(ストレス、睡眠不足、疲れ、食べ物など)を避けることも大事!
- 緊張型頭痛では、午後から夕方、週末にかけて疲労が蓄積する時間帯に増悪することも。
- 薬物乱用頭痛には注意!頭痛時の鎮痛薬は月に10日までの使用に!
- トリガーポイント注射、星状神経節ブロック、後頭神経ブロックなどを行うことも。
- 腸は蠕動(ぜんどう)運動をして、食べ身を動かしています。
- 自律神経のうちの副交感神経が主に調整!
- 便秘の定義は色々ありますが、3日以上排便がない状態、または、毎日排便があっても残便感がある状態。
- 器質性便秘(大腸がんなど)にも注意が必要。
- 他の病気で飲んでいる薬で便秘になることも。ただし、自己中止は危険!
- 適度な運動、食生活(食物繊維、適切な水分摂取、乳酸発酵食品、オリゴ糖など)も大事です。
- 薬の服用では連日使用に注意が必要な薬剤も。
- 膝の痛みで悩む人は2500万人以上とも。
- 変形性膝関節症では、初期では動作のし始めに痛みを感じたり、正座が困難になったり、また、進行すると歩行困難に。
- レントゲン検査で骨変形の評価などを、MRI検査では靱帯や半月板などの評価を行ったり。
- 足底板などの装具を使うことも。
- トリガーポイント注射、ヒアルロン酸注入、ステロイド剤注入などを行うことも。
- 最終手段としては、手術療法もあります。
- 手すり、杖、椅子の使用や体重のコントロール、保温も大切!
- 大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)を膝に負担をかけすぎずに、鍛えましょう!
- 体温1度上昇で、免疫は5~6倍アップ、1度低下で30~40%の低下。
- 免疫力には過度のストレスは悪影響。適度な緊張、適度なリラックスを。
- 自律神経も関与。副交感神経がポイント。腹式呼吸も効果的!
- バランスの良い食事、適度な運動も。体を冷やさない食べ物も!
- 心臓(ポンプ)、血管の血液の通りづらさ(末梢血管抵抗)が影響。
- 自律神経(交感神経、副交感神経)、腎臓(塩分、血液量)、ホルモン、血管の硬さなどが関与。
- 基本的には治す病気ではなく、抑えておく病気。
- 遺伝的要因の上に、生活習慣が関与。
- 肥満、内臓脂肪もキーポイント!男性で腹囲85cm以上、女性で90cm以上は注意!
- 二の腕(上腕)での測定がお勧め。
- 食事管理(塩分など)、体重管理、適度な運動も!
- 冷えによって起こる症状は様々。東洋医学では「万病のもと」とも。
- 自律神経(交感神経、副交感神経)、血流などで影響。
- 肥満大敵!
- 辛いもの、寒い時期の食材は体をあたためやすい。甘い物の取り過ぎは注意!
- 副交感神経優位でリラックスを。腹式呼吸も効果的。
- 体の熱の6割は筋肉で作られているとも言われ、筋肉を落とさない様に、運動を!
- サーモグラフィー検査で、体温バランスをみることも。
- 骨の新陳代謝には女性ホルモンが関与。
- 65歳以上の女性、ステロイド治療予定、転倒のリスクがある場合、注意!
- 食事では、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKを意識して。
- ロコモーショントレーニングも!
- 薬物療法を始める前には、歯科治療を!
- つやま歯科・口腔外科医院、津山治己先生より骨粗しょう症の治療薬と歯科治療についてもお話頂きました。
- 骨粗しょう症治療薬の一部は顎骨壊死を起こすことも!
- 予防が大切!徹底的な口腔ケアと感染予防。
- 口腔ケアは顎骨壊死だけでなく、歯周病はその他の全身病気とも関連!
- 小児期に感染し、神経に潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化による。
- 80歳までに約3人に1人が経験。50歳以上に多い!
- 皮疹が消えた後も、神経痛が続く場合もある。
- 角膜炎、顔面神経麻痺などの合併症を起こすことも!
- 初期治療が大事!抗ウイルス薬は3日以内に、遅くとも5日以内に開始を!
- 神経痛が残った場合は、神経ブロック療法等も行うため、麻酔科、ペインクリニック科で治療をすることも!
- 50歳以上では予防のために、ワクチン接種もあります。